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ＫＫ法・アクティブデスクトップ
片原
「別コーナーにある
Roy 氏のレジストリ再構成法
でも指摘されていたことですが、
アクティブデスクトップを有効にしている Win9x では、ＫＫ法を使うのに少し工夫が必要
になります。」
三井
「私はアクティブデスクトップ嫌いだから使ってないわ。」
麻績村
「自分のも最初は入れてたけど、重くなるんで切ってもらったよ。」
片原
「アクティブデスクトップが有効な環境は次の通りです。」
・
Win95 に Internet Explorer 4.0 以降
を導入し、アクティブデスクトップを有効にしている場合
・
Win98
を使っている場合（アクティブデスクトップにしているか否かは無関係）
三井
「Win98 だとアクティブデスクトップを無効にしてても、有効と同じなの？」
片原
「見た目にアクティブデスクトップにするかしないかが変わるだけで、システム内部的には『アクティブデスクトップ有効』の扱いになっているようです。」
麻績村
「アクティブデスクトップだと、何が悪いわけ？」
片原
「アクティブデスクトップは、OLE の延長線上にある技術です。ですから
動作するためには OLE 情報が必須
となるわけですが、起動最小レジストリには含んでいません。このため、起動最小レジストリを使って Win9x をセーフモード起動しようとすると、エクスプローラが起動せず先へ進められません。」
片原
「エクスプローラを動かすために OLE 情報も起動最小レジストリに含めようとすれば、レジストリの中身の大半を占める OLE 情報ですからサイズが大きく、旧いリアルモードのレジストリエディタでは取り込めません。」
麻績村
「新しいレジストリエディタを使えばいいんじゃ？」
片原
「ＫＫ法Ａ方式は、全てのバージョンの Win9x で使えることを目指していますので、あえて新しいレジストリエディタの存在を考えないようにしています。新しいレジストリエディタを使う方法は、別コーナーのＫＫ法Ｂ方式で紹介しています。」
三井
「で、どのようにアクティブデスクトップの問題を回避するのですか？」
片原
「要はアクティブデスクトップのシェルとなっているエクスプローラに原因があるわけですから、
起動最小レジストリでセーフモードを起動するときのみ、一時的にシェルを別のものに替えてやればよい
のです。」
麻績村
「方法は？」
片原
「それも含め、ＫＫ法Ａ方式の流れをまとめましょう。」
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