● KK法の限界
片原 「KK法の限界と言うよりは、Win9x の仕様に起因するのですが、再構成後の2つのレジストリ(SYSTEM.DAT、USER.DAT)のサイズの合計が約 4MB を越えている場合は、KK法A方式を行えません。」
片原 「OS メーカーが Win95 の仕様を決めるときに、Win95 カーネル部分が 4MB のメモリで動作するようにしたからです。ご存じのように Win95 の最低必要メモリは 8MB です。つまりセーフモードでは 8MB しかメモリを使いません。カーネルが 4MB 程度使うとすれば、空きメモリは 4MB 強ですね。そこにレジストリや他のファイルが読み込まれるわけですから、自ずと扱えるファイルサイズに制約が生じるのです。」
Win95 の必要最低メモリ |
| セーフモードでのメモリの使われ方 |
8MB | → |
空き
4MB 強
ここにレジストリを読込む |
カーネル
4MB 弱 |
三井 「アプリが沢山入っている、真二くんのパソコンみたいな環境だと、SYSTEM.DAT がゆうに 4MB を越えてたりしてね!」
麻績村「何ぃー! それは困る!!」
片原 「こればかりは、Win95 のカーネルシステムを引きずったまま Windows がバージョンアップを続ける限り、どうしようもありません。レジストリサイズの合計が 4MB を越えていたら、別コーナーに紹介している再構成法で使えるものを行って頂くしかないですね。」
■□■ 終わりに ■□■
片原 「どうも、長い間ご説明をお聞き下さって、ありがとうございました。」
三井 「興味深いお話が聞けて良かったです。」
麻績村「自分はちょっと疲れた。面白かったけどね。」
片原 「お時間有りましたら、展示物も見ていって下さい。」
三井 「ええ。ありがとうございました。」
麻績村「ありがとう。」
片原 「こちらこそ。今後ともよろしくお願いします。」