■ Registr!p のグラフの補足説明
Registr!p の分析グラフについて、各種メディアで紹介されているレジストリの構造の話と関連付けてとらえてしまいがちだが、Registr!p ではレジストリの内部を直接調べているので、次のように認識し直して頂けないだろうか。
Registr!p の分析グラフの「青色」部分は、Regedit を実行したときに見ることが出来るレジストリツリーに現れる全てのレジストリキー・データの格納領域である。現在使用中のレジストリ情報はもちろん、アンインストールしたときにアプリケーションが残していった情報も含んでいる。
「緑色」部分は、レジストリにキーやデータを追加・更新する時に消費される空きの領域である。逆にレジストリキーやデータを削除すれば、この領域は増加する。ハードディスクの空き領域と同じ類のもの、と考えてもらえばよいだろう。
「赤色」部分は、上のどちらでもなく、レジストリキーやデータの追加・更新・削除により生成してしまった、永久に使われない領域である。生成メカニズムについては、こちらを参照のこと。
「緑色」と「赤色」の部分の情報は、Regedit で見ても Windows API を通じても知ることができない点に注意しなければならない。日々の運用によって見えない無駄が確実にレジストリに蓄積されていき、そのために Win9x の動作に支障を来す可能性が高まってくることが問題なのである。