■ Windows 98 SE へのアップグレード時に起こる問題
Win98 から Second Edition へアップグレードする際、レジストリサイズが障害となってアップグレードできない、というか、Windows 環境を破壊される事がある。
アップグレードの工程の中にリアルモードでレジストリを処理する場面があるが、アップグレード前の SYSTEM.DAT が 8MB を越えていた場合、Regedit の制約によりレジストリの処理が不完全に終わる。結果、レジストリはバックアップから復旧されるが、古い設定で Second Edition のファイルを実行させることには当然無理がある、ファイルのグレードアップされた程度によっては OSを入れ直さねばならない。
ひとえに Regedit の問題なのが悔しいが、現時点ではどうしようもない。SYSTEM.DAT が 8MB を越えているようなら、Win98 の新規インストールから行い、次に Win98SE へアップグレードしてから、アプリケーション環境を構築するのがよいだろう。
8MB を越える SYSTEM.DAT の在る Win98 以前の環境から Win98SE へのアップグレードは失敗するが、Windows 2000β3 へのアップグレードは成功するようである(99/09/23)。
(協力:秋田芳通様)