軽いもので行こう


 モバイルするとなれば、Webページくらい閲覧できないと結構困るシーンが出てくると思われる。
 これまでは、色々考えて利用上の問題が起こりにくそうなInternet Explorerをブラウザとして使ってきた(運用上は問題があっても) しかし文月の場合、OSを軽くするためにIEを一旦除去している。ここでまたIEを導入するなど、そんな選択はなるべくしたくない。
 Webブラウザのもう1つの雄といえばNetscapeであるが、これも最新版は結構重いので問題である。OperaとかAOLとか、他のブラウザも考えられるけれど、デスクトップで他のデファクトスタンダードなブラウザと共存させるならともかく、単独で2軍ブラウザを使っていくというのは、ちと難しい。
 実際には、最新技術が豊富なWebページばかり見に行くわけではないので、2軍ブラウザでも、1軍最新ブラウザでも構わないんだが。むしろ旧バージョンのIEやNNでも然したる問題はなかろう。
 あれこれ調べてみたり、評判を聞いてみた結果、過去のIEやNNで機能とソフトの重さの釣り合いが一番とれているのは、NN ver3.xであろう。ということで、これを文月のWebブラウザにする。
 NetscapeのftpサイトからNetscape Navigator ver 3.03JAをダウンロードし、文月にインストールした。実行しようとすると、「ICMP.DLL」がないというエラー発生。フォルダの掃除をしたときに消しすぎたようだ。バックアップフォルダから戻してみる。
 再びNN3を起動してみる。自動でダイヤルアップしない。環境を設定してみるが、何故か自動でダイヤルアップしてくれない。NN3が全盛の頃に触ったことがなかったので、これはこういうものかもしれないが、よくわからない。とはいえとりわけ問題というわけでもなく、インターネットに繋ぎたいと思ったらダイヤルアップアイコンを叩けば良いだけの話だ。
 NN3の起動時に問題があるとすれば、一時フォルダの場所である。キャッシュフォルダが無いので怒られてしまうのだ。autoexec.batで指定している「TMP」環境変数を見に行っているようだが、TMPの指し示すところはRAMディスクドライブの「TMP」フォルダである。文月のRAMディスクは、ERAMを使っているのでWindows起動後に作成される。autoexec.bat中で「MD E:\TMP」等と書いてもエラーになってしまうのだ。かといって、スタートアップでMDコマンドを記したバッチを走らせるのも好ましくない。起動時につまらぬリソースを食うのは避けたいのだ。
 やむなく、フォルダを作成するだけのプログラムを組んで、レジストリの HLM\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Runに 書き込むことにした。
 超短いプログラムなので、ソース(Delphi3)を公開してみよう。コマンドライン引数に作りたいフォルダを列挙して起動するだけだ。自分で使うだけなので、エラーチェックは全く省略した。画面もない。
// Force Make Directries = FMD.dpr
program FMD;
uses
  FileCtrl;
var
  i : integer;
begin
  for i:=1 to ParamCount do
    ForceDirectories(ParamStr(i));   
end.

 ついでにリソースメータ等も、同じレジストリパスに放り込んだら、起動時のリソースが96%に戻った。スタートアップより穏やかに(?)起動できるようだ。

 今後導入するアプリが増えると実行時にスタートメニューを辿るのは面倒なので、ランチャーを導入する。これまでも愛用している、I/OデータのWinkit95に入っている「ファーストラン」だ。

 また、電卓と文字コード表は文字が大きい方が使い易いので、Win95のCABからそれぞれ解凍してwindowsフォルダに放り込んだ。


 ここのところUSBマウスが使用中に突然効かなくなる。そういうときは必ずパソコンの電源を自動でオフできなくなるので、windowsのkernelに異常を引き起こす何かが起きているようだが、原因は分からない。意外にマウスが悪いのかも。んなわきゃない。


Cドライブ使用容量: 128MB→137MB
うち、windowsフォルダ: 99.8MB→100MB
system.dat = 1169KB→1173KB
user.dat = 77KB→97KB






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