結構埋まってきた


 インストールしたソフトを起動するのに、プログラムメニューをランチャ代わりにするつもりで環境設定を進めてきたが、ここへきてふと気付いた。
 Windows ショートカットファイルには、単に実行ファイルへのパスが記してあるだけでなく、ディスクの論理的・物理的な情報が沢山含まれている。HDD 入れ替えなどで、HDD 以外が全く同じ構成の Win9x システムを組み、元のディスクの中身を上書き複写した場合、コピーされたショートカットを実行したときに、実行ファイルが立ち上がってくるまでに異常に時間を要することがある。ショートカットファイルそのものに含まれる情報と、新しいマシン環境に差異があるために照合に時間が割かれているのだと思われる。
 リカバリの度にプログラムのショートカットを作るのはしんどいので、ランチャーの使用で回避することにする。文月の時と同じく、かつてアイオーのメモリを買ったときに付属してきた Winkit95 に付属のファーストランを使う。


 さて、ビュアとして装備しておきたいものとして、デファクトスタンダードなドキュメントになりつつある「PDF(Adobe Portable Document File)」形式がある。
 Acrobat Reader は無料で提供され、誰でも使用できるのだが、何がイヤかというと、使用するフォルダ名・ファイル名・フォント名が長い名前のため、私の作ろうとしている「DOSからのリカバリCD」での障害となるのである。なるべく8.3形式のファイルアクセスにしたいので、少しモジュールをいじってみるか。
 Acrobat Reader をサブ機にインストールし、c:\program files\adobe\acrobat 5.0 のフォルダのコピーを取った後、アンインストール。pdfファイルをダブルクリックしても開けないことを確認した上で、控えておいたacrobat readerの実体ファイル acrord32.exe を別フォルダに単独でコピーする。入り口から辿り、不足するファイルを補っていこうというわけだ。
 結果、最低限必要なファイルは以下の通りと分かった。Acrobat Reader の版は 5.0.5。

 最後の2つのファイルは長いファイル名なので、呼び出し元を細工して8.3形式でもAcrobat Reader を使えるようにしてみる。プラグインのフォルダにあるファイルは、Acrobat Reader本体や何かの設定ファイルにプラグイン名が書いてあるのではなく、プラグインファイル自身の中に自分のファイル名が記してあった。変なの。

 これで全て8.3形式のファイル名で、Acrobat Readerが最低限の動作はする。
 凝ったpdfファイルや標準以外のフォントのpdfはおそらく見ることが出来ないが、モバイル機でそこまで要求することもなかろう。正しく見たければ母艦で見ればいいだけの話である。何も見られないより、ある程度見られることの方が重要だ。

 この特製の Acrobat Reader 縮小版でも、8.6MBもディスクを消費する。うーん、困ったモンだ。

 さて、考えてみると、今のところ身の回りでワードの文書を閲覧するシーンは滅多になく、パワーポイント書類に至ってはさらに極まる。ワードはメジャーになっている会社もあるので取っておくが、パワーポイントビュアは切るか。

 ん、これは共通フォルダ名を強制的に変更しているからだな、何か勝手に変なフォルダを見に行く上に、フォルダを作ってしまうぞ。
 common files のフォルダ名を変更しておくか。

 program files の common files は既に短いファイル名に変名して運用していたが、レジストリ内の記述を変えるのを忘れていたらしい。



 ほぼ予定通りのディスク使用量になった。とはいえ、予定量ギリギリというのも、ちょっとアレだし。
 過去にも書いた気がするが、約500MBになる予定のフラッシュドライブで使用量450MBにこだわるのは、セーフモード起動時などで、システムがCドライブにスワップファイルを作ろうとしたときでも十分に作成できるだけの「遊び」というか「余裕」を見ておきたいのである。
 パソコン雑誌の切り抜きを参考に、もう少しダイエットしてみるか。






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