少し考えてみたが
SSD のチューニング、というと、ローレベル I/O を調整する方法ばかりが話題になっている気がするが、アプリケーションレベルでのチューニングにも目を向けるべきでは。
アプリケーションの動作を快適にする為に、ディスクからの読み込みを高速化するキャッシュ類は使わなくしてよい。SSD からの読み取りやシークは速すぎるからね。
「最近使ったナントカ」の類は、便利さに対して SSD の摩耗を引き替えにできるならそのままでも良いが、自分の物覚えというファクターを加味した時に、使わなく出来るなら使わない方が SSD には優しい。
また、レジストリを覚え書きやキャッシュ的に使うアプリケーションの動作も制御しておきたいところ。explorer の、ウインドウ毎に設定を保持するとか MRU とかそういうの。
以下、ほると流の SSD 追加設定をメモ書きで。
安全対策を省いたエッセンスのみ記しているので、試す時には留意願いたい。
●フォントキャッシュの停止
1. C:\Windows\system32\FNTCACHE.DAT を削除する.
2. 同フォルダにサイズ 0 バイトの FNTCACHE.DAT ファイルを新規作成する.
3. ファイルプロパティを開いて読み取り専用に設定する.
●アイコンキャッシュの停止
1. C:\Documents and Settings\(ユーザ名)\Local Settings\Application Data\IconCache.db を削除する.
2. 同フォルダにサイズ 0 バイトの IconCache.db ファイルを新規作成する.
3. ファイルプロパティを開いて読み取り専用に設定する.
GDIPFONTCACHEV1.DAT とか fusioncache.dat とか何だろ。
でもキャッシュだから、これらも同じ手法で停めてしまおう。
●エクスプローラの設定
1. コンパネのフォルダ設定を開く
2. 表示タブ、「ログオン時に以前のフォルダウインドウを表示する」「各フォルダの表示設定を保存する」のチェックを外し、「縮小版をキャッシュしない」のチェックを入れる
3. オフラインファイルタブ、オフラインファイルは使用しない
●ポリシーの設定
【1】「ユーザーの構成」→「管理用テンプレート」→「Windowsコンポーネント」→「タスクバーとスタートメニュー」
・最近使ったファイルの履歴を保存しない … 有効に
・カスタマイズメニューをオフにする … 有効に
・ユーザーの追跡をオフにする … 有効に
・スタートメニューから頻繁に利用するプログラムの一覧を削除する … 有効に
【2】「ユーザーの構成」→「管理用テンプレート」→「Windowsコンポーネント」→「デスクトップ」
・マイネットワークに最近使ったファイルの共有を追加しない … 有効に
・終了時に設定を保存しない … 有効に
・デスクトップクリーンアップウィザードを削除する … 有効に
●フォルダ設定の格納数を制限する
デフォルトで5000フォルダまで、って多すぎだよ。
それ全部レジストリに格納するワケだし、実フォルダ見る前に其処を探しに行くというのだから何だかなあって感じ。
HCU\Software\Microsoft\Windows\Shell
DWORD:BagMRU Size を 1 (WinXP SP3デフォルトは5000、\Bags以下に数字のキーが出来てそこにフォルダ設定が格納される)
HCU\Software\Microsoft\Windows\ShellNoRoam
DWORD:BagMRU Size を 1 (WinXP SP3デフォルトは5000、\Bags以下に数字のキーが出来てそこにフォルダ設定が格納される)
とりあえず、ここまで。
大層なフリで始めた割には、あんまり無かったな。
comdlgとかstreamとか、システムのアクセス権奪ってレジストリに記録できなくしてしまおうかとも考えたのだが、やり過ぎてもアレなので、様子を見ることにする。