プログラム名: RegCon(レジコン) Windows Registry 再構築ユーティリティ このファイルでは、RegConをさらに有効に使うための情報を 記しています。 再構成オプションについて: ◆再構成対象 再構成を行いたいレジストリを選択します。Windowsの運用 モードの違いを考慮して、推奨される再構成対象を自動的に 選んでいますが、クリックして変更できます。 ◆動作 レジストリの再構成および実行前のレジストリバックアップ を行うか否かを選択します。 ◆再構成前 現在使用中のレジストリの内部に幽霊キーが無いかを調べま す。もし見つかれば警告を表示して再構成を中止しますが、 警告・中止しないように設定することもできます。 レジストリに幽霊キーが存在すると、特にWin95において、 再構成中に一般保護違反やシステムフリーズなどが発生する ことがあります(成功する率の方が高いですが)。 ◆バックアップ レジストリのバックアップを単なるコピーとして保存するか LZH圧縮する(UNLHA32.DLLが必要)か、圧縮するなら圧縮後に 書庫を検査するかを指定します。 ◆再構成後 再構成後のレジストリの内部に幽霊キーが無いか、加えて、 再構成中にレジストリキーの数が変わったかを調べます。 もし幽霊キーが見つかれば警告を表示して再構成を中止しま すが、警告・中止しないように設定することもできます。 再構成後のレジストリに幽霊キーが存在すると、そのキーを 使用するアプリケーションの設定が保存されない等の症状が 現れます。 レジストリキー数が変わるということは、必要な情報が欠損 または不要な情報が増えた、ということです。 再構成後に幽霊キーがあっても、レジストリキー数が変化し ても、アプリケーションが再び設定を登録することでキーが 復活することもあります。復活しないキーはアプリケーショ ンの再導入で直るでしょう。 ◆終了方法 終了の仕方を選びます。 ◆置換時 再構成したレジストリに置き換えるとき、Windowsフォルダに ある ttfCache、ShellIconCache を削除するか、選びます。 最近、ウインドウの閉じるボタンが数字に化ける問題を頻繁に 見聞きしますので、対処方法の一つを RegCon 実行時に実現 できるようにしました。 レジストリのバックアップについて: 1.保存先 windowsフォルダ ex) c:\windows または profile\ユーザ名 フォルダ内 ex) c:\windows\profiles\halt 2.バックアップファイル名 レジストリデータベースファイル名の最後に「BU」を付し 拡張子を.exeに変更したもの または レジストリデータベースファイル名の拡張子を.befに変更 したもの 拡張子が.exeになるのは「バックアップ」タブで「圧縮書庫」 を選んだ場合 (unlha32.dllでDOS形式の自己解凍書庫に加工している) 拡張子が.befになるのは「バックアップ」タブで「そのまま」 を選んだ場合 (単純なコピーバックアップ) ex) system.datのそのままバックアップ→ system.bef ex) user.datの圧縮バックアップ→ userbu.exe ※ Windows Meにおいて、classes.datのバックアップだけは、   classebu.exe/classes.befになる レジストリ検査について:  レジストリ再構成前後にレジストリの検査を実施できますが、これは あくまで再構成の時の危険性の有無を計る目安にするための機能であっ て、これによりレジストリを自動的に修復することはできません。  市販のレジストリ再構成ツールでは、レジストリ再構成時または再構 成後に異常が生じたら、バックアップから戻すようにと記されているこ とがあります。しかし、実際に再構成を実施してみなくては危険が分か らないのでは、再構成しようとすること自体が危険と言えます。  RegCon のレジストリ検査機能は、この危険を少しでも減らすために あります。ただし、チェックできるのは幽霊キーだけですので、レジス トリが他の問題を内包している場合にはそれを検知できないかもしれま せん。それでも、再構成の障害となる原因を1つでも検知できれば、ユ ーザの負うリスクを減らせるのではないかと考えました。  では、警告が発せられた場合にどうすればよいのでしょうか?  どうしても再構成したければ、一旦再構成を中止し、レジストリのバ ックアップを確実に取り、バックアップ戻しの手順を再確認した後、再 びRegConを実施します。オプション画面で警告を無視するようにし、シ ステムを再起動します。何か問題が発生したら、バックアップからレジ ストリを戻します。 警告が気になるようなら、再構成を中止し、今後 も再構成を行わないようにするか、原因を取り除きます。原因を取り除 くには、レジストリや Windows について詳しく知る必要があります。 <<<< end of regcon!.txt >>>>